概要[]
オルテ帝国の4分の1を領有する大貴族。年齢不詳のけばけばしい風体のオカマで、奇矯な風貌や軽い言動も相まって、単なる奇人のように見える。十月機関には漂流者か廃棄物かどちらか不明とされていたが、本人は漂流者を名乗っている。50年前のオルテ建国の際に最初に国父に寝返った勢力で、彼がいなければ建国できなかったとまで言われる。
劇中での活躍[]
劇中以前は中央集権体制の帝国内の例外とされ、かなりの自由が保障されており、豊久たちが蠢動するまで戦争には一切参陣せず好き勝手にやっていた。国家の危機的状況を全く理解しない帝国首脳部に早々見切りをつけ、オルテが混乱・分割される前に豊久達へ政権を移譲させるため、クーデターを持ちかけ合流する。無血クーデターを企て策をめぐらせるも、時同じくして策を講じたラスプーチンのせいで無血クーデターは失敗に終わる。が、豊久らの活躍のおかげでクーデターは成功、オルテ陥落後は信長からグ=ビンネン通商ギルド連合との和平交渉の任を託される。
能力[]
情勢を鋭く分析し、帝国の危険な現状をいち早く把握できる観察眼を有している。 薬学や錬金術に詳しい様子が見られる。この世界に来る前のラスプーチンと面識があったり、テレビゲーム・映画・漫画の内容についても語っていたり、信長から松永弾正に目付きが似ていると評された際にその存在を知っていたりと、元の世界でいかなる存在であったかが不可解であり、漂流者を召喚しているのが紫という名であると認識している。