概要[]
黒王軍指導者。持ち手が蜻蛉の形をした杖をつき、擦り切れたローブを纏った姿の謎の存在。廃棄物やモンスター達の軍勢を率いている。
ローブの下の顔は一切見えないが、腕は傷だらけであり、手の平には杭で打ち抜かれたような傷跡がある。
性格・目的[]
かつて人類を救おうとしたが拒絶され、人類以外の者を救い人類を絶滅させる決意。漂流者の脅威を認め、その集結を恐れて一人残らず排除することを目論む。
黒王軍を進軍させる傍ら、自身の生ある内に人類に取って代わり永続的に続く『亜人たちの文明』を作るため、「統一宗教」「原始農耕」「共通文字」を教えている。その行動は人類の廃滅しか考えないとされてきた本来の廃棄物から大きく逸脱しており、十月機関やサンジェルミを混乱させている。
能力[]
負傷や瀕死の兵士も一瞬触れるだけで治療することができる能力を有している。この能力の正体は「生命の増殖」である。この能力を応用して、対象の細胞を無限大に増殖させ腫瘍のように変化させてダメージを与える。一見無敵に見えるこの能力であるが、使うごとに身を削っている描写が見られる。